16の光

16の光とは

愛と調和に満ちたオートツ世界。
犬の“とっと”は大好きな彫刻をして暮らしていた。

しかし、突然、闇が世界を包み込む。
闇の帝王は人々の言語や宗教、全ての自由を奪い、
自分のために強制労働をさせ、常に監視をした。

オートツ世界の人々は、それぞれ島に閉じこもったけれど、
闇の感染は止まらない……。

とっとは平和で自由な世界を取り戻すべく立ち上がる。
謎の飛天に案内された「光の泉」で自分の力を引き出したとっと。
数々の苦難があっても、とっとの真っ直ぐな思いに、味方がどんどん増えていく。

闇の帝王に向かう途中、伝説の武器を授かることとなる。
伝説の剣か、伝説のペンか、それとも……?

とっとは何を持って、闇の帝王の元へ行ったのか。
「勇者」の概念をひっくり返しちゃう、新時代の勇者とっと!
はたしてとっとは、自由で平和な世界に導くことができるのか?

大人から子供まで、楽しみながら気づきがいっぱいの物語。
何を感じるかは人それぞれ。

さあ、あなたも「16の光」を浴びてみよう!

なぜ16の光を作ったのかわたしたちの想い

私たちが住む世界には、さまざまな問題があります。
戦争、貧困、人権問題、未知のウィルスの脅威…。
取り上げたらきりがありません。

一体自分に何ができるのか?
「壮大過ぎてわからない」多くの人がそう答えるでしょう。
私自身もそうでした。

私は19歳の時、仏像に魅せられ、救われ、仏像彫刻の道に進みました。
仏像彫刻の世界は厳しくも素晴らしく、たくさんのことを学び成長させていただきました。

仏像彫刻で学んだ精神や技法を活用し、
国や人種や宗教、年代を超えて
より多くの人々に慈愛や平和の心をユーモアたっぷりに伝えたい、
そう思いで「16の光」を作りました。

たった一人でいいから「16の光」を見て、感じて、心に温かな光が灯ったらいいなと思っています。
もし、あなたの心がぽかぽかと温かくなったなら、
周りの人にもその光を灯してあげて下さい。

そうやってきっと、愛や平和や自由の心は世界中に広まっていくはずです。
この「16の光」という作品にはその力があると、私たちは信じています。

戦争のない平和で愛がいっぱいで、
たくさんの人がより幸せに暮らせる世界の創造に貢献したい。
だから私たちは、「16の光」を通して
大好きなこの世界に光を伝染させていこうと思います。


16の光 監督 チャンボウ(安本 篤人)