作者紹介
16の光総監督:チャンボウこと安本 篤人Atsuhito Yasumoto
1983年奈良市生まれ
大阪府私立桃山学院大学 文学部卒業
2002年19歳の時にインドネシア・バリ島で木彫刻に魅せられる
その後、奈良・富山・京都の仏師に師事、独学を経て2014年仏師として独立
2020年沖縄に拠点を移し、仏像彫刻の慈愛精神をもとに木彫り、絵画、絵本漫画で犬のとっとが主人公の物語「16の光」を創作。
世界中の人々に人種や宗教を超えて、よりポップで楽しくユーモラスに平和と愛と自由を表現しています。
16の光では監督として全体を統括しながら「木彫り作品」、「絵本漫画の挿絵」、「絵本漫画の原作」、「展示会の企画」、「グッズ制作」など幅広い分野を手がけています。
私が仏像を彫るようになるまでSTORY
私は奈良県生まれ奈良県育ちで一般的な家庭に育ちました。
田舎で育ったので小さい頃は友達とカブトムシやクワガタをとりに行ったり、虫取りをすることが多かったです。
家ではドラクエやファイナルファンタジー、パワプロなどに熱中していました。また大好きなドラゴンボールの絵を友達と競って描くような子供でした。
中学校では水泳部に所属していましたが、練習をサボって友達と自転車で多い時は20キロくらい野池を転々として、バス釣りに興じていました。
水泳部は夏真っ黒に日焼けするのですが、顧問の先生に「練習をサボってるのにサボってない部員より日焼けしているのはどうゆうことか!」と怒られたのは楽しい思い出です。
高校は大阪の私立高校に行きました。
天王寺やアメ村によく行き、当時ファッションリーダーのような友達にアメカジや古着、パンク、モードファッションなどを教わった時期でした。
図工が大好きだったので高校卒業後は就職か芸術大学に行きたかったのですが、大学受験を浪人中に断念し、家業のプラスチック工場を継がざる負えなくなった父が自分の代わりに自分の夢を叶えて欲しいということで私は嫌々一般の大学に通いはじめました。
他人の夢を生きていた私は案の定大学生活を心から楽しむことができず、「このままではいけない」と思い19歳のとき、春休みを利用して1ヵ月インドネシアのバリ島にホームステイしました。
なぜバリかというとなんとなく海外にあこがれていた私は当時書店で購入した「あの国であれがやりたい」(本タイトル名称はうる覚え)という純粋な語学留学とは違う切り口の雑誌に、バリでの木彫体験やガムラン演奏などの伝統芸能を学べるプランに魅力を感じたからです。
その雑誌の木彫の猫や犬のほっこりして癒される雰囲気に心を奪われてしまったのです。
私は当時高校生くらいからずっと悩んでおり、満員電車に乗るサラリーマンの表情を見て「この日本の大人の世界に将来の希望は乏しいだろうなぁ」と思っていました。
日本社会に対して閉塞感を感じており、ミステリアスでゆったりとした雰囲気に身をおけば何か感じたり気ずくことがあるかもしれないと考えバリ島に行きました。
バリ島での生活はそれまで19年間生きてきた中で最高でした。
環境を変えただけで人間はこんなにも楽しく幸せになれるのかとおどろきました。
バリヒンズーの根付いた信心深い人達が住む神々が宿る島での経験が元になり、帰国後はプロの仏師に弟子入りして仏像彫刻の道を志しました。
私が仏像彫刻師を志すようになった詳しいストーリーを知りたい方は、
2017年沖縄国際映画祭ノンフィクション部門大賞受賞作品
『マクドナルドで役立たずだった僕が、仏像彫刻家として生きて行くまでの話』 をお読みください。
受賞歴・主なメディア出演AWARD
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- 2017年
- 短編小説 山形新聞文学賞 佳作
「手の中のあみださん」
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- 2017年
- NHK奈良 奈良ナビ「発見!おくやまと」
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- 2017年
- 「ビリギャル」を生んだSTORYS.JPで殿堂入り
「末期がんの父に贈った病院ウェディング
~めげない心が起こした奇跡~」
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- 2018年
- 関西テレビ 報道ランナー
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- 2019年
- こころの絵本大賞 佳作
「ヘンテコあっちゃんの オニたいじ」
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- 2021年
- フジテレビ 奇跡体験!アンビリバボー
「余命3ヶ月の父に最後の親孝行」